MySQLの使い方

MySQL は世界中で広く利用されているリレーショナルデータベース管理システム(RDBMS)の一つです。ここでは MySQL 入門として MySQL をこれから使われる方を対象として MySQL をローカル環境にインストールする方法や、 MySQL でデータベース、テーブル、ユーザー、トリガなどを作成する方法に関して、簡単なサンプルを使って実際に試しながら一つ一つ解説していきます。

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MySQL をダウンロードおよびインストールする方法です。 MySQL は MySQL Enterprise Edition と MySQL Community Server の2つのタイプがあります。 MySQL Enterprise は商用版の MySQL となりオフィシャルサポートの提供や管理ツールが付随してきます。これに対して MySQL Community Server は 従来通りの無償で利用することができます。

MySQL ではコマンドラインから MySQL を操作するためのプログラムが用意されています。コマンドプロンプトなどから MySQL のコマンドラインツールを起動し、データベースやテーブルを作成したり、テーブルに追加したデータを取得したりすることができます。 MySQL のコマンドラインツールを使って MySQL にログインしたあとコマンドを実行したり SQL 文を実行する方法を解説します。

MySQL に関する設定は my.ini ファイルまたは my.cnf ファイルに記述します。このファイルをテキストファイルとなっており、テキストエディタなどを使って編集を行います。作成した my.ini ファイルや my.cnf ファイルには文字コードやデフォルトストレージエンジンなどに関する設定を記述し、 MySQL が起動するときに設定ファイルは読み込まれます。ここでは my.ini ファイルの設置場所や各種設定の記述方法について解説します。

MySQL の基本構文について解説します。 MySQL で文字列や数値を入力する方法や文字列の文字セット、 MySQL の識別子や予約語、そして MySQL で利用できる算術演算子や比較演算子などの演算子の使い方についてです。

MySQL では様々なデータ型を扱うことができます。数値であれば整数型、浮動小数点数型、固定小数点数型。文字や文字列であれば CHAR 型や VARCHAR 型、 BINARY 型、 TEXT 型、他にも日付型や ENUM 型などがあります。それぞれのデータ型の特徴や利用方法について解説します。

MySQL でデータベースを作成する方法です。データベースの作成する手順や、複数のデータベースの中から使用するデータベースを選択する方法、作成済みのデータベースの属性を変更する方法、そしてデータベースを削除する方法、などについて解説します。

MySQL で何らかの操作を行うには、作成済みのユーザーでログインする必要があります。 MySQL をインストールするときにすべての権限を持つ root ユーザーが作成されますが、インストール後に新しいユーザーを作成することができ、そのユーザーに与える権限を設定することができます。ユーザーの削除や権限の変更、パスワードの再設定、そして作成済みのユーザーの削除、などについて解説します。

MySQL で実際にデータを格納するのはテーブルです。どのようなデータをどれだけ格納するのかを定義してテーブルを作成し、そのテーブルに対してデータを格納します。テーブルには様々な制約を設定することができます。例えばデータとして NULL を格納することができないようにしたり、既に格納済みのデータと同じ値は格納できないように制約を設定できます。テーブルの作成や作成済みのテーブルの削除の方法、およびテーブルに設定できる制約の種類と記述方法、などについて解説します。

インデックスとは、テーブルに格納されたデータの一部を取り出し検索用に最適化したものです。膨大なデータが格納されたテーブルでインデックスを作成しておくと、テーブルで高速に検索を行える場合があります。便利なインデックスですが、新しいデータをテーブルに追加したり削除したりするときに、あわせてインデックスに対する処理も行われるため処理が遅くなることがあります。 MySQL にてインデックスの作成や削除、といったことを行う方法を解説します。

ビューとは、テーブルの中の一部のデータだけを表示できるように定義したものです。ビュー自体はデータを持たず、ビューを表示するときに元となったテーブルのデータを参照して表示します。テーブルの一部のカラムだけを表示するビューを作成し、他のユーザーにテーブル全体ではなくビューだけを閲覧できるように権限を設定することができます。 MySQL でビューの作成や削除、といったことを行う方法を解説します。

トリガーは、テーブルに対するデータの追加、更新、削除などの操作をきっかけにして、自動的に特定の SQL 文を実行させる仕組みです。例えば、トリガーを作成しておくことで、あるテーブルのカラムの値を更新した際に、別のテーブルのカラムの値も自動的に更新するような処理を実現できます。トリガーは、 INSERT 、 UPDATE 、 DELETE の各操作に対して作成することが可能です。 MySQL でトリガーの作成や削除、といったことを行う方法を解説します。

MySQL ではデータはテーブルに格納されます。テーブルには新しいデータの追加、既存のデータの更新、指定したデータの削除、テーブルのすべてのデータの削除、などを行うことができます。 MySQL でデータの追加や削除、といったことを行う方法を解説します。

テーブルに格納されたデータはあとから取得することができます。データを取得するときには、テーブルの中の取得したい値が格納されているカラムを指定します。このとき条件に一致するデータだけを取得したり、正規表現を使って取得するデータの条件を指定したり、重複したデータを除外して取得したり、することができます。 MySQL でテーブルからデータを取得する方法について解説します。

テーブルからデータを取得するとき、指定した条件で結合した複数のテーブルからデータを取得できます。結合方法として、内部結合、外部結合、自然結合、交差結合、などがあります。それぞれの結合方法の特徴と、 MySQL でテーブルを結合する場合の記述方法について解説します。

MySQL では便利な関数が数多く用意されています。関数を使うことで、テーブルに格納されているデータそのものではなく、データの一部分だけを取得したり、データに対して演算を行った結果を取得することができます。 MySQL で用意されている関数の一覧と、それぞれの関数の使い方について解説します。

( Written by Tatsuo Ikura )

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著者 / TATSUO IKURA

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