MySQLコマンドラインツールからSQL文を実行する

MySQL コマンドラインツールを起動すると、 SQL 文を実行してデータベースからデータを取得したりデータを追加したりすることができます。ここでは MySQL コマンドラインツールから SQL 文を実行する手順について解説します。

(Last modified: 2024-06-18)

SQL文を実行する

データベースの作成やデータの取得などは MySQL コマンドラインツールから SQL 文を実行して行います。それではコマンドプロンプトから MySQL に接続し MySQL コマンドラインツールを起動してください。

次のようなプロンプトが表示されます。

SQL 文を実行する時は次のように記述します。

SQL 文を入力しｍ最後にセミコロン(;)を入力した後で Enter キーを押して実行して下さい。 SQL 文が実行されます。

では実際に試してみます。事前に作成しておいた friend データベースの中の nameliset テーブルのデータを取得してみます。のように入力した後で Enter キーを押して下さい。

SQL 文が MySQL サーバへ送信され、テービルに追加されているデータを取得して表示しました。

SQL文を分割して入力する

SQL 文は最後にセミコロンまたは \g が入力されるまでが一つの文として処理されます。その為、セミコロンを入力せずに Enter キーを押した場合、次のように表示され入力待ちとなります。

mysql> select * from
    ->

SQL 文の残りを入力し Enter キーを押すと SQL 文が完結し実行されます。

mysql> select * from
    -> friend.namelist;

このように SQL 文は分割して入力してもまとめて 1 つの文として処理してくれます。この機能を利用し、長い SQL 文を入力する時には途中で Enter キーを押して分割して入力することができます。

分割すると自動で空白などの区切り文字が入りますので、次の行の行頭で空白を入れる必要はありません。先ほどの例出言えば、元々の SQL 文では from と friend.namelist の間に空白が 1 文字ありますが、分割して入力する場合は friend.namelist の先頭に空白文字を入れる必要はありません。

ただしキーワードや識別子の途中で分割することはできません。例えば select の途中の sel だけ入力して Enter キーを押すと、 sel ect * from friend.namelist; と実行したことになってしまいますので、実行結果はエラーとなります。

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MySQL コマンドラインツールから SQL 文を実行する手順について解説しました。

著者 / TATSUO IKURA

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