使用するデータベースを選択する(USE文)
MySQL ではデータベースを作成したあとでテーブルなどを作成するにはまずどのデータベースを使用するのかを USE 文を使って指定します。選択したデータベースはデフォルトデータベースとなります。ここでは MySQL de USE 文を使って使用するデータベースを選択する手順について解説します。
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USE文の使い方
作成済のデータベースの中から使用するデータベースを選択するには USE 文を使います。書式は次の通りです。
USE db_name
例えば mydb データベースを使用するには次のように実行します。
use mydb;
使用するデータベースを選択すると、そのデータベースが現時点でのデフォルトのデータベースとなります。またいつでも USE 文を使って別のデータベースを使用することができます。
use sampledb;
例えば CREATE TABLE 文でテーブルを作成すると、現在使用しているデータベースの中に作成されます。
なお使用しているデータベースとは別のデータベースに作成されているテーブルのデータも、 データベース名.テーブル名 の形式で指定すればデータを取得することができます。
select * from データベース名.テーブル名;
使用しているデータベースを確認する
現在使用しているデータベースを確認するには database 関数を使用します。次のように実行して下さい。
select database();
MySQL コマンドラインツールを起動した直後はまだ使用するデータベースを選択していないので database 関数の結果は NULL となります。
USE 文を使って使用するデータベースの選択が終わったあとで改めて実行してみると、現在使用しているデータベースを取得することができました。
select database();
現在使用しているデータベースを取得することができました。
mysqlコマンドの引数で使用するデータベースを指定する
MySQL コマンドラインツールを起動するために mysql コマンドを実行しますが、引数に使用するデータベース名を指定することができます。
mysql -u root -p mydb
-p のあとに空白をあけてデータベース名を指定してください。空白をあけずに入力するとパスワードと見なされます。
続いてパスワードを入力すると MySQL コマンドラインツールが起動します。その後で database 関数を使って現在使用しているデータベースを確認してみます。
mysql コマンドの引数で指定したデータベースが使用するデータベースとして設定されました。
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使用するデータベースを選択する手順について解説しました。
( Written by Tatsuo Ikura )

著者 / TATSUO IKURA
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