文字列リソースの登録
まずは文字列のリソースです。プログラム中で記述できる文字列などを定義します。定義した文字列はプログラム中やレイアウトXMLファイル内で参照を行うことができ、その時は「java.lang.CharSequence」インターフェースを実装したクラスのオブジェクト(Stringクラスなど)として取得することができます。
文字列のリソースはXMLファイルの中に記述していきます。XMLファイルの配置場所はプロジェクトの中の「res/values」ディレクトリの中です。
プロジェクトを作成するとデフォルトで「strings.xml」というファイルが作成されています。サンプルなどでは文字列のリソースは「strings.xml」と言うファイルに記述していますがXMLファイル名は任意です。今回は「str.xml」と言う名前で別途XMLファイルを定義してみます。
XMLファイルの記述方法
それではXMLファイルの中身を確認していきます。
<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?> <resources> </resources>
1行目はXML宣言です。XMLのバージョンと使用する文字エンコードを設定します。XMLファイルは文字コードを「UTF-8」で記述して下さい。そしてルート要素として<resources>を記述します。
次に子要素として<string>要素を定義します。
<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?> <resources> <string name="resource_name">string_value</string> </resources>
まず定義したリソースに対するリソース名を「name」属性を使って記述します。そして登録する文字列を<string>要素の内容として記述します。例えばリソース名として「hello_msg」、内容として「Hello Android」として登録する場合は次のようになります。
<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?> <resources> <string name="hello_msg">Hello Android</string> </resources>
複数の文字列を登録する場合は<string>要素を複数登録して下さい。
<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?> <resources> <string name="hello_msg">Hello Android</string> <string name="bye_msg">Bye Android</string> </resources>
( Written by Tatsuo Ikura )

著者 / TATSUO IKURA
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