浮動小数点数リテラル
浮動小数点数リテラルは小数点以下の部分を持つ実数の値です。「3.14」などのような表しかたの他に「1.712e2」のような指数表現でも表すことができます。浮動小数点数リテラルは非常に大きな数値、または非常に小さな数値を表すことができます。ここでは浮動小数点数リテラルを Java のプログラムの中で記述する方法について解説します。
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浮動小数点数リテラルの表し方
Java で浮動小数点数リテラルは整数部分と小数部分をピリオドを使って次のように表します。
12.5 3.1415
また指数表現でも表すことができます。 Java で指数表現を表すときは次のような書式となります。 10 の何乗で表現する場合は e (または E )を使います。
[仮数部] e [符号] [指数部]
実際には次のような記述となります。
5.23e3 # 5.23 × 103 = 5230 2.712e-4 # 2.712 × 10-4 = 0.0002712
浮動小数点数であってもダブルクオーテーションで囲ってしまうと文字列リテラルとなりますので注意してください。文字列の場合は計算などを行うことができません。
3.12 浮動小数点数リテラル "3.12" 文字列リテラル
整数リテラルは計算を行ったり、変数に格納することができます。(浮動小数点数リテラルは基本データ型の一つである double 型の変数に代入できます。詳しくは別のページで解説します)。
System.out.println(3.12 + 5.72); double d = 075e8;
それでは簡単なサンプルプログラムを作って試してみます。テキストエディタで次のように記述したあと、 JSample7-1.java という名前で保存します。
class JSample7_1{ public static void main(String[] args){ System.out.println(18.225); System.out.println(5.23e3); System.out.println(1.816e10); System.out.println(7.5e-2); System.out.println(2.712e-6); System.out.println(3.52 + 17.4); } }
コンパイルを行います。
javac -encoding UTF-8 JSample7_1.java
その後で、次のように実行してください。
java JSample7_1
色々な浮動小数点数リテラルを画面に出力しました。最後は浮動小数点数リテラルと浮動小数点数リテラルを加算した結果を画面に出力しました。
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浮動小数点数リテラルを Java のプログラムの中で記述する方法について解説しました。
( Written by Tatsuo Ikura )
著者 / TATSUO IKURA
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