整数リテラル

整数リテラルは整数の値です。 10 進数「の他に 2 進数、 8 進数、 16 進数でも表すことができます。整数リテラルは計算をする場合に使ったり繰り返し回数をカウントする場合に使用されます。ここでは整数リテラルを Java のプログラムの中で記述する方法について解説します。

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整数リテラルの表し方

Java で整数リテラルを表すには整数をそのまま記述してください。

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10進数だけでなく、 2 進数、 8 進数、 16進数でも記述することができます。下記は記述の仕方が異なるだけですべて同じ値です。

10進数  506
 2進数  0b111111010
 8進数  0772
16進数  0x1fa

10 進数と区別がつくように 2 進数では先頭に 0b または 0B をつけます。 8 進数では先頭に 0 を付けます。 16 進数では先頭に 0x または 0X を付けます。なお 8 進数や 16 進数で記述しても何も違いはなく、画面に出力すると 10 進数に変換されて出力されます。

整数であってもダブルクオーテーションで囲ってしまうと文字列リテラルとなりますので注意してください。文字列の場合は計算などを行うことができません。

123     整数リテラル
"123"   文字列リテラル

整数リテラルは計算を行ったり、変数に格納することができます。(整数リテラルは基本データ型の一つである int 型の変数に代入できます。詳しくは別のページで解説します)。

System.out.println(10 + 5);
int i = 200;
サンプルコード

それでは簡単なサンプルプログラムを作って試してみます。テキストエディタで次のように記述したあと、 JSample5-1.java という名前で保存します。

class JSample5_1{
  public static void main(String[] args){
    System.out.println(123);
    System.out.println(0x3F01);
    System.out.println(45 + 75);
  }
}

コンパイルを行います。

javac -encoding UTF-8 JSample5_1.java

その後で、次のように実行してください。

java JSample5_1

整数リテラルの表し方(1)

整数リテラルをそれぞれ画面に出力しました。整数は 10 進数で記述してあっても 16 進数で記述してあっても違いはなく、単に出力すると 10 進数の値として出力されます。また 3 つ目の文では整数と整数を加算した結果を出力しています。

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整数リテラルを Java のプログラムの中で記述する方法について解説しました。

( Written by Tatsuo Ikura )

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著者 / TATSUO IKURA

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