算術演算子

算術演算子は数値の加算や減算など四則演算などを行うときに使う演算子です。ここでは Perl における算術演算子の使い方について解説します。

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算術演算子の種類

四則演算などを行う時に使用するのが算術演算子です。用意されている演算子は下記のようなものがあります。

演算子名前記述例意味
+加算a + ba に b を加える
-減算a - ba から b を引く
*乗算a * ba に b をかける
/除算a / ba を b で割る
%剰余a % ba を b で割った余り
**累乗a ** ba の b 乗

使用方法としては次のようになります。

8 + 3
6 - 2
4 * 7
12 / 4
8 % 3
2 ** 3

例えば 8 + 3 と書かれた部分は 11 と演算された結果を書いた時と同じ扱いになります。

演算結果を変数に格納する

演算子によって演算が行われた結果を変数に格納することができます。使用方法としては次のようになります。

my $var;
$var = 8 + 3;

上記では変数 $var に 8 + 3 と言う演算が行われた結果である 11 と言う数値が格納されます。

なお先に + 演算子の演算が行われたあとで = 演算子によって変数に代入が行われるのは、 + 演算子の方が = 演算子よりも優先順位が高いためです。演算子の優先順位については「演算子の優先順位」で詳しく解説します。

サンプルコード

それでは簡単なサンプルを作成します。

use strict;
use warnings;
use utf8;
binmode STDIN, ':encoding(cp932)';
binmode STDOUT, ':encoding(cp932)';
binmode STDERR, ':encoding(cp932)';

my $var;

$var = 8 + 3;
print "8 + 3 = $var\n";

$var = 4 ** 3;
print "4 ** 3 = $var\n";

$var = 8 / 4;
print "8 / 4 = $var\n";

$var = 7 / 3;
print "7 / 3 = $var\n";

テキストエディタでプログラムを記述したあと sample.pl という名前で保存します。(文字コードは UTF-8 です)。コマンドプロンプトを起動し、プログラムを保存したディレクトリへ移動したあとで次のように実行します。

perl sample.pl

次のように実行結果が表示されます。

算術演算子(1)

色々な算術演算子を使って計算した結果を画面に表示しました。

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Perl における算術演算子の使い方について解説しました。

( Written by Tatsuo Ikura )

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著者 / TATSUO IKURA

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