プログラムの実行前に文法をチェックする

Perl で作成したプログラムは実際に実行する前に Perl の文法的に問題ないかどうかをチェックすることができます。ここでは Perl で作成したプログラムの文法を実行前にチェックする方法について解説します。

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Perlの文法をチェックする

Perl のプログラムは C 言語のプログラムのように実行する前にコンパイルという作業は必要ありません。プログラムを作成したらすぐに実行することができます。逆に実行してみないとプログラムが文法的に正しいかどうか分かりません。

そこでプログラムの実行前に、文法的に間違っている部分がないか確認する方法が用意されています。文法のチェックだけを行うには、次のように実行してください。

perl -cw プログラムファイル

オプションの -c を付けて実行すると、プログラムを実行せずに文法のチェックだけを行ってくれます。またオプションの -w を付けて実行するとプログラム中の識別子の利用方法についてチェックを行ってくれます。そこで 2 つのオプションを合わせて -cw を付けて事前にチェックだけを行います。

それでは実際に試してみます。次のような簡単なコードを記述したプログラムを sample.pl という名前で保存しました。

print "Hello World!";

Perlの文法をチェックする(1)

コマンドプロンプトを起動し、プログラムを保存したディレクトリへ移動したあと次のように実行してください。

perl -cw sample.pl

次のように「sample.pl syntax OK」と表示されれば文法的に問題はありません。

Perlの文法をチェックする(2)

文法が間違っていた場合

プログラムの文法が間違っていた場合にどのように表示されるのかを試してみます。プログラムを次のように修正しました。

priint "Hello World!";

正しくは print と記述するところを priint と記述しています。

プログラムを保存したあと、先ほどと同じように perl -cw sample.pl と実行してみます。すると次のように表示されました。

文法が間違っていた場合(1)

今回は「sample.pl had compilation errors.」と表示され文法的に間違っている個所があることが表示されました。どの部分に問題があるのかについても表示されているので、表示された内容をもとにプログラムを修正することができます。

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Perl で作成したプログラムの文法を実行前にチェックする方法について解説しました。

( Written by Tatsuo Ikura )

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著者 / TATSUO IKURA

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