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データテーブルを使い複数の変数を使った計算結果を一覧表示する
データテーブルを使用すると一つまたは二つの変数の値を変化させ、その計算結果を一覧で表示することができます。ここでは Excel でデータテーブルの基本的な使い方について解説します。
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データテーブルの使い方
データテーブル機能を使用すると、複数の値を変化させて計算した結果を一覧で表示させることができます。では実際に試してみます。サンプルとして次のようなシートを用意しました。
Excel の FV 関数を使って毎月定額の積み立てを行った場合の満期額を計算しています。( FV 関数については「FV関数:指定の条件で積み立てを行った場合の満期額を算出する」を参照されてください)。
今回は「利率」は固定のまま「期間」と「定期支払額」を色々と変更し、その時の満期額についてデータテーブルの機能を使って算出してみます。
横軸に「期間」の値、縦軸に「定期支払額」の値を記述した表を作成しました。
B7 セルの位置に計算式を入力してください。今回の場合であれば次のような数式を入力します。
=FV(C2,C3,C4,0,1)
これで準備は完了です。
それではセル範囲 B7:F11 を選択したあとで「データ」タブをクリックしてください。
リボンが表示されたら「予測」グループの中の「What-If 分析」をクリックしてください。そして表示されたメニューの中から「データテーブル」をクリックしてください。
「データテーブル」ダイアログが表示されます。
「行の代入セル」に「期間」の値が入っている C3 セル、「列の代入セル」に「定期支払額」の値が入っている C4 セルを入力してください入力が終わったら「OK」をクリックしてください。
データテーブルの機能で「期間」および「定期支払額」をそれぞれ変更した場合の「満期額」が一覧で表示されました。
行または列のどちらかだけを使用する場合
先ほどは二つの変数を変化させましたが、一つの変数だけを変化させることもできます。例えば「期間」だけを変更する場合は行の値だけを変化させます。この場合、次の位置に計算式を記述します。
「データテーブル」ダイアログでは「行の代入セル」のところだけにセルを入力してください。
データテーブルの機能で「期間」をそれぞれ変更した場合の「満期額」が一覧で表示されました。
今度は「定期支払額」だけを変更する場合は列の値だけを変化させます。この場合、次の位置に計算式を記述します。
「データテーブル」ダイアログでは「列の代入セル」のところだけにセルを入力してください。
データテーブルの機能で「定期支払額」をそれぞれ変更した場合の「満期額」が一覧で表示されました。
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Excel でゴールシークの基本的な使い方について解説しました。
( Written by Tatsuo Ikura )
著者 / TATSUO IKURA
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