NOMINAL関数:実効年利率と年あたりの複利計算回数から名目年利率を算出する
NOMINAL 関数は Excel で用意されている関数の一つで、実効年利率と年あたりの複利計算回数から名目年利率を算出する場合に使用します。ここでは Excel における NOMINAL 関数の使い方について解説します。
※ Excel の対応バージョン : 365 web 2021 2019 2016 2013 2010 2007
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NOMINAL関数の使い方
NOMINAL
関数は実効年利率と年あたりの複利計算回数から名目年利率を算出する場合に使用します。
NOMINAL(実効年利率,複利計算回数)
1 番目の引数には実効年利率を指定します。 2 番目の引数には 1 年間の複利計算回数を指定します。
実際の使い方はこのあとのサンプルを参照されてください。
NOMINAL関数のサンプル
それでは実際に NOMINAL
関数を使ってみます。 Excel のシートに対象の数値を次のように入力しました。
名目年利率を表示する D3 セルを選択し、次のように入力しました。 NOMINAL
関数の 1 番目の引数に実効年利率が入力されたセルとして B3 セルを指定します。 2 番目の引数に複利計算回数が入力されたセルとして C3 セルを指定します。
=NOMINAL(B3,C3)
Enter
キーを押すと、 D3 セルには次のように表示されます。
名目年利率が 5.005% であることが分かりました。
実際に名目年利率が 5.005% の場合に、実効年利率が 5.1% になるのかをシミレーションを作成して確認してみます。
この時、実効年利率は (525,499 - 500,000) / 500,000 = 0.050997236 となり NOMINAL
関数を使用したときの条件に設定した 5.1% と一致することが確認できました。
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Excel における NOMINAL 関数の使い方について解説しました。
( Written by Tatsuo Ikura )
著者 / TATSUO IKURA
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