EFFECT関数:名目年利率と年あたりの複利計算回数から実効年利率を算出する
EFFECT 関数は Excel で用意されている関数の一つで、名目年利率と年あたりの複利計算回数から実効年利率を算出する場合に使用します。ここでは Excel における EFFECT 関数の使い方について解説します。
※ Excel の対応バージョン : 365 web 2021 2019 2016 2013 2010 2007
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EFFECT関数の使い方
EFFECT
関数は名目年利率と年あたりの複利計算回数から実効年利率を算出する場合に使用します。
EFFECT(名目年利率,複利計算回数)
1 番目の引数には名目年利率を指定します。 2 番目の引数には 1 年間の複利計算回数を指定します。
例えば名目年利率が 4% 、複利計算回数が 2 回だった場合、 1 年間に 2 回利子が付与されその時の利率は 4% ÷ 2 = 2% となります。
この時、実効年利率は (520,200 - 500,000) / 500,000 = 0.0404 となります。
今回はシミュレーションを使って実効年利率を算出しましたが、 EFFECT
関数を使用しても同じように実効年利率を算出することができます。
EFFECT関数のサンプル
それでは実際に EFFECT
関数を使ってみます。 Excel のシートに対象の数値を次のように入力しました。
実効年利率を表示する D3 セルを選択し、次のように入力しました。 EFFECT
関数の 1 番目の引数に名目年利率が入力されたセルとして B3 セルを指定します。 2 番目の引数に複利計算回数が入力されたセルとして C3 セルを指定します。
=EFFECT(B3,C3)
Enter
キーを押すと、 D3 セルには次のように表示されます。
実効年利率が 4.040% であることが分かりました。これはシミレーションで算出した値と一致します。
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Excel における EFFECT 関数の使い方について解説しました。
( Written by Tatsuo Ikura )
著者 / TATSUO IKURA
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