phpinfoによる設定の確認とphp.iniファイルの位置
PHP では phpinfo 関数を使った簡単なページを作成することで PHP に関する設定を確認することができます。 XAMPP では Apache のサンプルページとして用意されているページから phpinfo 関数の内容を簡単に確認できるようになっていますが、手動でページを作成して確認することもできます。ここでは phpinfo 関数を使って PHP の設定内容を確認する方法を解説し、設定内容が記述された php.ini ファイルの場所について確認します。
(Last modified: )
phpinfo関数を使って設定を確認する
最初に phpinfo 関数を使って PHP の設定内容を確認する方法です。 Apache のドキュメントルートに作成されていたサンプルページがそのまま残っている場合は、 Apache を起動したうえでブラウザから http://localhost/ へアクセスしてください。次のようなページが表示されます。
画面上部に表示された「PHPInfo」メニューをクリックして下さい。
PHP に関して現在の設定内容が表示されます。
サンプルページをすでに削除してある場合は、テキストエディタで新しいファイルに次の 1 行を記述したあとで、 Apache のドキュメントルートに例えば phpinfo.php という名前で保存してください。
<?php phpinfo(); ?>
ブラウザから http://localhost/phpinfo.php へアクセスしてください。先ほどと同じ PHP に関して現在の設定内容が表示されます。
PHP の設定ファイルである php.ini ファイルの設定を変更した場合、 phpinfo 関数を使ってページを用意することで変更内容が反映されているかどうかを確認したりすることができます。( phpinfo 関数が記述されたファイルをそのままインターネットからアクセス可能な場所に保存しておくことは望ましくありませんので、必要なくなった時点で削除されてください)。
php.iniファイルの位置
PHP で記述されたスクリプトが含まれる HTML ページを Apache に設置して公開する場合、 Apache は起動時に php.ini ファイルと呼ばれる設定ファイルを読み込み PHP に関する設定を行います。
Apache が読み込む php.ini ファイルの場所の指定については「PHPに関するApacheの設定」の PHPINIDir の箇所を参照して下さい。
現在どのディレクトリに保管されている php.ini ファイルを読み込んでいるのかは、先ほどの phpinfo 関数を使ってページを表示することで確認することができます。 Loaded Configuration File と書かれた箇所を探してください。
XAMPP をインストールしたディレクトリの下にある php\php.ini ファイルを読み込んでいることが確認できます。
Loaded Configuration File D:\xampp\php\php.ini
実際にファイルを確認してみます。
php.ini ファイルはテキストファイルですのでテキストエディタで開いたり編集したりすることができます。
実際にどのような設定項目があるのかについては次のページで解説します。
-- --
phpinfo 関数を使って PHP の設定内容を確認する方法を解説ました。また設定内容が記述された php.ini ファイルの場所について確認しました。
( Written by Tatsuo Ikura )
著者 / TATSUO IKURA
プログラミングや開発環境構築の解説サイトを運営しています。