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パーマリンク形式を設定する
個別記事の URL を表すパーマリンクは同じブログのすべての記事に適用されるもので、あらかじめ用意されたよく利用される形式の中から選択するか、タグを組み合わせて独自のパーマリンクを定義します。ここではパーマリンクの形式を設定する方法について解説します。
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パーマリンクとは
最初にパーマリンクについて簡単に確認しておきます。ブログのトップページへアクセスすると、投稿日時が新しいものから順番に記事が表示されます。
表示されている記事のタイトルをクリックすると、個別記事のページが表示されます。
この個別記事を表す URL のことをパーマリンクと呼びます。
パーマリンクはあらかじめ設定したルールに従って決められます。現在の設定ではパーマリンクは記事を投稿した時の投稿日時と記事のタイトルを使って「/年/月/日/記事タイトル」となります。このパーマリンクのルールを変更する方法についてこのあと解説していきます。
パーマリンクの形式を変更する
パーマリンクについて設定を行うには、画面左側「設定」の中にある「パーマリンク設定」をクリックしてください。
「パーマリンク設定」画面が表示されます。
パーマリンクの形式はあらかじめ用意された 5 つの形式から選択するか、自分で構造を決めるカスタム構造を選択します。
それでは形式について一つ一つ確認していきます。
デフォルト形式
デフォルトで設定されている形式は次のようになっています。
http://www.example.com/?p=投稿ID
記事が作成されると、その記事に対して固有の ID が割り当てられます。その ID を使ってパーマリンクが定義されます。記事は一度作成するとあとから更新しても ID は変わりません。
デフォルト形式はとてもシンプルですがパラメータの形式の URL は他のブログに引っ越した場合に使用できない場合がありますのであまりおすすめではありません。またパーマリンクからは記事がどのような記事なのか推測することはできません。
日付と投稿名
「日付と投稿名」は記事のタイトルと投稿した日付を使って「/年/月/日/タイトル/」のような形式になります。
http://www.example.com/年/月/日/タイトル/
カスタム構造リンクで次のように設定した場合と同じです。
/%year%/%monthnum%/%day%/%postname%/
パーマリンクの最後の記事のタイトル部分のことをスラッグを呼びますが、スラッグは記事の作成画面や編集画面で変更することができます。例えば記事に日本語のタイトルを付けているけどパーマリンクでは英語の表記にしたい場合にはスラッグの部分を別途指定することができます。(スラッグの変更方法については次のページで解説します)。
なおこの形式の場合、同じ日に同じタイトルの記事を公開するとパーマリンクがまったく同じになってしまいます。その場合はパーマリンクのタイトルの後ろに「-2」や「-3」のように数字が自動的に付与されます。
月と投稿名
「月と投稿名」は記事のタイトルと投稿した日付を使って「/年/月/タイトル/」のような形式になります。
http://www.example.com/年/月/タイトル/
カスタム構造リンクで次のように設定した場合と同じです。
/%year%/%monthnum%/%postname%/
「日付と投稿名」から「日」の部分を抜いた以外は同じ形式となります。
パーマリンクがまったく同じになってしまった場合にどうするのかは「日付と投稿名」の場合と同じです。
数字ベース
「数字ベース」はデフォルトの形式と同じく記事に割り当てられた固有IDを使って「/archives/投稿ID」のような形式になります。
http://www.example.com/archives/投稿ID
カスタム構造リンクで次のように設定した場合と同じです。
/archives/%post_id%
投稿名
「投稿名」は記事のタイトルと投稿した日付を使って「/タイトル/」のような形式になります。
http://www.example.com/タイトル/
カスタム構造リンクで次のように設定した場合と同じです。
/%postname%/
「日付と投稿名」から「年」「月」「日」の部分を抜いた以外は同じ形式となります。
パーマリンクがまったく同じになってしまった場合にどうするのかは「日付と投稿名」の場合と同じです。
カスタム構造を定義する
あらかじめ用意されたパーマリンクの形式の他に任意のカスタム構造を定義して使用することもできます。「カスタム構造」を選択したあとに、右側のテキストボックスに構造を入力します。
使用可能な構造タグは次のようなものがあります。
タグ名 | 意味 | 例 |
---|---|---|
%year% | 記事を投稿した日付の年(4桁) | 2016 |
%monthnum% | 記事を投稿した日付の月(2桁) | 07 |
%day% | 記事を投稿した日付の日(2桁) | 22 |
%hour% | 記事を投稿した時刻の時(2桁) | 14 |
%minute% | 記事を投稿した時刻の分(2桁) | 08 |
%second% | 記事を投稿した時刻の秒(2桁) | 35 |
%postname% | サニタイズされた記事のタイトル | Report |
%post_id% | 記事の固有ID | 35 |
%category% | サニタイズされたカテゴリー名 | review |
%author% | サニタイズされた著者名 | Yamada |
記事を公開した「時」でパーマリンクを定義するには「/%hour%」のように記述します。最後にスラッシュを追加して「/%hour%/」のようにしたり、任意の文字列を追加して「/post-hour/%hour%/」のようにしたり、「時」だけではなく「分」も使って「/%hour%/%misute/」のように記述できます。
あらかじめ用意されている「日付と投稿名」形式のパーマリンクと同じものをカスタムパーマリンクで定義しようとすると次のようになります。
/%year%/%monthnum%/%day%/%postname%/
記事の公開された「時」もパーマリンクとして追加したい場合は、例えば次のようになります。
/%year%/%monthnum%/%day%/%hour%/%postname%/
では実際に試してみます。パーマリンクの形式として「カスタム構造」を選択し、構造を次のように定義します。
/%year%/entry/%postname%/
設定が終わりましたら画面左下の「変更を保存」をクリックしてください。
それでは改めてブログで個別記事を表示してみます。するとパーマリンクが先ほど設定したフォーマットで表示されていることが確認できます。
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パーマリンクの形式を設定する方法について解説しました。
( Written by Tatsuo Ikura )
著者 / TATSUO IKURA
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