数値を四捨五入した値を取得する(round関数)

round 関数を使うと数値を四捨五入した値を取得することができます。ここでは SQLite における round 関数の使い方について解説します。

(Last modified: 2023年01月07日)

round関数の使い方

round関数の使い方

round 関数は数値を四捨五入するために使用します。書式は次の通りです。

round(数値)
round(数値, 桁)

引数に指定した数値を小数点の位置で四捨五入を行った結果を返します。 2 番目の引数では桁数を指定できます。例えば 2 を指定した場合、小数点第 2 位までで四捨五入を行います。

round(0.47);      /* 0.0 */
round(0.536);     /* 1.0 */
round(0.536, 0);  /* 1.0 */
round(0.536, 1);  /* 0.5 */
round(0.536, 2);  /* 0.54 */

なお SQLite では桁数に負の値を指定することはできません。

また引数にカラム名を指定した場合には。カラムに格納されている値に対して四捨五入を行います。

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それでは実際に試してみます。次のようなテーブルを作成しました。

create table point(id integer, point real);

round関数の使い方(1)

INSERT 文を使って次のようなデータを格納してあります。

insert into point values(1, 15.4853);
insert into point values(2, 27.143);
insert into point values(3, 38.902);
insert into point values(4, 26.5521);
insert into point values(5, 30.36);

round関数の使い方(2)

それでは round 関数を使って point カラムに格納されている値を小数点の位置で四捨五入した値を取得してみます。

select id, point, round(point) from point;

round関数の使い方(3)

カラムに格納されている値に対して小数点の位置で四捨五入した値を取得することができました。

次に round 関数を使って point カラムに格納されている値を小数点第一位の位置と小数点第二位の位置で四捨五入した値を取得してみます。

select id, point, round(point, 1), round(point, 2) from point;

round関数の使い方(4)

カラムに格納されている値に対して指定した位置で四捨五入した値を取得することができました。

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round 関数の使い方について解説しました。

( Written by Tatsuo Ikura )

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著者 / TATSUO IKURA

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