文字列をシングルクォーテーションで囲った値を取得(quote関数)

quote 関数を使うと文字列をシングルクォーテーション(')で囲った値を取得することができます。ここでは SQLite における quote 関数の使い方について解説します。

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quote関数の使い方

quote 関数は文字列をシングルクォーテーション(')で囲いクォートを行うために使用します。書式は次の通りです。

quote(値)

引数として文字列を指定した場合は文字列をシングルクォーテーションで囲んだ '文字列' の形式で返します。引数に数値を指定した場合はそのまま返します。BLOB型のデータの場合は X'データ' の形式で返します。 quote 関数は値を SQL 文で使用できる形式にしたい場合に使用します。

また引数で指定した文字列の中にシングルクォーテーション(')が含まれていた場合はシングルクォーテーションを付けて '' として返します。

引数にカラム名を指定した場合は、カラムに格納されている値に対して適切なクォートを行います。

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それでは実際に試してみます。次のようなテーブルを作成しました。

create table datadb(id, data);

quote関数の使い方(1)

INSERT 文を使って次のようなデータを格納してあります。

insert into datadb values(1, 'Melon'); insert into datadb values(2, 18); insert into datadb values(3, 3.52); insert into datadb values(4, 'I''am a student');

quote関数の使い方(2)

それでは quote 関数を使って data カラム に格納されている値をクォートした値を取得してみます。

select id, data, quote(data) from datadb;

quote関数の使い方(3)

カラムに格納されている値に対して数値はそのままで文字列についてはシングルクォーテーションで囲った値を取得することができました。

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quote 関数の使い方について解説しました。

( Written by Tatsuo Ikura )

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著者 / TATSUO IKURA

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