- Home ›
 - Ruby入門 ›
 - 時刻(Time)クラス
 
Timeオブジェクトの起算時からの経過秒数を取得する
Time クラスのオブジェクトは内部的には起算時である 1970 年 1 月 1 日午前 0 時からの経過秒数を保持しています。この値を必要に応じて年月日や時分秒などに換算して利用するのですが経過秒数そのものを取得することもできます。ここでは Ruby で Time オブジェクトが保持している起算時からの経過秒数を取得する方法について解説します。
(Last modified: )
起算時からの経過秒数を取得する
			Time クラスのオブジェクトは保持している起算時からの経過秒数を取得する方法です。 Time クラスで用意されている to_f メソッドなどを使います。
			
to_f to_i tv_sec
			to_f メソッドは起算時からの経過秒数を浮動小数点数で取得します。このメソッドの場合は 1 秒未満の値も取得できます。
			
			to_i メソッド及び tv_sec メソッドの場合は起算時からの経過秒数を整数で取得します。このメソッドの場合は最小単位が秒となります。
			
例えば次のように使用します。
t = Time.now puts(t.to_f) # 1666781162.4134245 puts(t.to_i) # 1666781162
では簡単なサンプルで試してみます。
# encoding: UTF-8
t = Time.now
puts(t)
puts("to_f = " + t.to_f.to_s)
puts("to_i = " + t.to_i.to_s)
puts("tv_sec = " + t.tv_sec.to_s)
実行結果は次のようになります。
			
			
-- --
Ruby で Time オブジェクトが保持している起算時からの経過秒数を取得する方法について解説しました。
( Written by Tatsuo Ikura )
				著者 / TATSUO IKURA
これから IT 関連の知識を学ばれる方を対象に、色々な言語でのプログラミング方法や関連する技術、開発環境構築などに関する解説サイトを運営しています。