ord関数の使い方(文字に対応する文字コードを返す)
Perl で用意されている組み込み関数の一つである ord 関数の使い方です。 ord 関数は文字に対応した文字コードを返します。
(2022 年 09 月 27 日公開 / 2022 年 09 月 27 日更新)
ord関数の書式と基本的な使い方
ord 関数は次のように定義されています。
ord ord([EXPR])
引数に指定した文字列の先頭の文字に対応する文字コードを返します。 パラメータ: EXPR 対象の文字列 戻り値: 先頭の文字の文字コード
1番目の引数に対象となる文字列を指定します。省略された場合は変数「$_」が使用されます。関数が呼び出されると、引数に指定した文字列の先頭の文字を対応する文字コードに変換して戻り値として返します。
具体的には次のように記述します。
my $chrnum = ord("ABC");
この場合、文字列の先頭文字である「A」に対応した文字コードの「65」が取得できます。
※文字コードから文字を取得する場合は「chr関数」を参照して下さい。
サンプルコード
では簡単なプログラムで確認してみます。
use strict; use warnings; use utf8; binmode STDIN, ':encoding(cp932)'; binmode STDOUT, ':encoding(cp932)'; binmode STDERR, ':encoding(cp932)'; my $str = "Calendar"; for (my $i = 0; $i < length($str); $i++){ # 1文字ずつ取り出す my $onestr = substr($str, $i, 1); my $charno = ord($onestr); print "$onestr = $charno\n"; }
上記を「test14-1.pl」の名前で保存します(文字コードはUTF-8です)。そしてコマンドプロンプトを起動し、プログラムを保存したディレクトリに移動してから次のように実行して下さい。
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Perl で用意されている組み込み関数の一つである ord 関数の使い方について解説しました。
( Written by Tatsuo Ikura )
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著者 / TATSUO IKURA
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