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undef関数の使い方(変数や配列を未定義値に設定する)
Perl で用意されている組み込み関数の一つである undef 関数の使い方です。 undef 関数は引数に指定した変数などを未定義値(undef)に設定します。
(2022 年 09 月 27 日公開 / 2022 年 09 月 27 日更新)
undef関数の書式と基本的な使い方
undef 関数は次のように定義されています。
undef undef([EXPR])
引数に指定した変数、配列、ハッシュ、サブルーチン、型グロブを 未定義値に設定します。 パラメータ: EXPR 対象の変数など 戻り値: 未定義値(undef)
1番目の引数には対象を指定します。対象は変数の他に配列、ハッシュ、サブルーチン、型グロブが指定できます。指定された引数を未定義値(undef)に設定し戻り値として未定義値(undef)を返します。引数が省略された場合は単に未定義値(undef)を返します。
具体的には次のように記述します。
my $var = 10; undef($var);
引数を省略した場合には、単に未定義値(undef)を返します。サブルーチンの戻り値として未定義値(undef)を返したい場合などに使用します。
では簡単なプログラムで確認してみます。
use strict; use warnings; use utf8; binmode STDIN, ':encoding(cp932)'; binmode STDOUT, ':encoding(cp932)'; binmode STDERR, ':encoding(cp932)'; my $var; &check($var); $var = "Test"; &check($var); undef($var); &check($var); sub check{ if (defined($_[0])){ print "定義済み\n"; }else{ print "未定義値\n"; } }
上記を「test2-1.pl」の名前で保存します(文字コードはUTF-8です)。そしてコマンドプロンプトを起動し、プログラムを保存したディレクトリに移動してから次のように実行して下さい。
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Perl で用意されている組み込み関数の一つである undef 関数の使い方について解説しました。
( Written by Tatsuo Ikura )