int関数の使い方(数値の小数点以下を切り捨て整数部分を返す)
Perl で用意されている組み込み関数の一つである int 関数の使い方です。 int 関数は対象となる数値の小数点以下を切り捨て整数部分を返します。
(2022 年 09 月 27 日公開 / 2022 年 09 月 27 日更新)
int関数の書式と基本的な使い方
int 関数は次のように定義されています。
int int([EXPR])
小数点以下を切り捨てて、整数部分を返します。 パラメータ: EXPR 対象の数値 戻り値: 対象の数値の整数部分
1番目の引数には対象となる数値を指定します。省略された場合は変数「$_」が使用されます。対象の数値の小数部分を切りすてた値が返されます。
具体的には次のように記述します。
my $num = int(3.14);
上記の場合は「3」を返します。
小数点以下は四捨五入ではなく切捨てとなりますので注意して下さい。
サンプルコード
では簡単なプログラムで確認してみます。
use strict; use warnings; use utf8; binmode STDIN, ':encoding(cp932)'; binmode STDOUT, ':encoding(cp932)'; binmode STDERR, ':encoding(cp932)'; my $num; $num = int(3.14); print "int(3.14) = $num\n"; $num = int(7.692); print "int(7.692) = $num\n"; $num = int(-0.123); print "int(-0.123) = $num\n";
上記を「test1-1.pl」の名前で保存します(文字コードはUTF-8です)。そしてコマンドプロンプトを起動し、プログラムを保存したディレクトリに移動してから次のように実行して下さい。
-- --
Perl で用意されている組み込み関数の一つである int 関数の使い方について解説しました。
( Written by Tatsuo Ikura )
Profile

著者 / TATSUO IKURA
プログラミングや開発環境構築の解説サイトを運営しています。