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単項マイナス演算子/単項プラス演算子
JavaScript で用意されている演算子の中で、数値の符号を反転させるための使用する単項マイナス演算子および単項プラス演算子の使い方について解説します。
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単項マイナス演算子の使い方
単項マイナス演算子(-)は演算子の後に記述した数値の符号を変換します。通常、負の数値を表す場合に使用します。
-数値
使い方としては一般的に使われている負の数の表現方法と同じです。
console.log(-8); >> -8 console.log(-17.245); >> -17.245
数値が代入された変数に対しても使用することができます。負の数値に対して単項マイナス演算子を使用すると正の数になります。
let num1 = 16; let num2 = -8; console.log(-num1); >> -16 console.log(-num2); >> 8
単項プラス演算子の使い方
単項プラス演算子(+)は演算子の後に記述した数値の符号をそのままにします。
+数値
数値の前に単項プラス演算子も単項マイナス演算子も記述されていない場合は正の数として扱われますので、通常単項プラス演算子を正の数を表すために使用されることはありません。先ほどの例は単に次のように記述した場合とまったく同じです。
数値
実際に単項プラス演算子を付けて表しても何もつけなかった場合と同じに扱われます。
console.log(+8); >> 8 console.log(+17.245); >> 17.245
数値以外の値を数値に変換する
単項プラス演算子または単項マイナス演算子のオペランドとして数値以外を指定すると、数値に変換できるものは数値に変換され、変換できないものは NaN に変換されます。
console.log(+'80'); >> 80 console.log(-['12.34']); >> -12.34 console.log(+null); >> 0 console.log(+'Flower'); >> NaN
ただ簡潔に記述できる反面、 '+' や '-' の演算子を使って数値に変換するのはぱっと見て分かりにくい面があります。数値以外の値を数値に変換する方法としてグローバル関数の parseInt や、 Number クラスのコンストラクタを使った方法を利用されてみてください。
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JavaScript で用意されている演算子の中で、数値の符号を反転させるための使用する単項マイナス演算子の使い方について解説しました。
( Written by Tatsuo Ikura )
著者 / TATSUO IKURA
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