JavaScriptとECMAScriptの違い

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JavaScript の基本部分の仕様を定めているのが ECMAScript です。ここでは JavaScript と ECMAScript の違いについて簡単に解説を行い、 ECMAScript として公開されている仕様へのリンクをご紹介します。

JavaScriptとは

JavaScript スクリプト言語のひとつで、 Netscape Communications 社によって開発されたプログラミング言語です。同社が開発していたブラウザ Netscape Navigator で動作しました。その後、マクロソフト社が開発しているブラウザ Internet Explorer でも動作するようになりますが、各社が独自の機能拡張を行っていたため互換性に問題がありました。

そこで JavaScript の標準化が行われるようになります。

ECMAScriptとは

JavaScript の標準化が行われ基本となる仕様が ECMAScript という名前で定められました。 ECMAScript は定期的に改定が行われています。 ECMAScript はあくまで基本部分の仕様であり、 ECMAScript で定められ基本た仕様に基づいて各社が実装を行ったものが JavaScript となります。 JavaScript では基本機能以外のブラウザ関係の機能などが加えられています。

ECMAScript は改定が行われるたびにバージョンが新しくなりますが、 JavaScript そのものに現在バージョンはありません。例えば ECMAScript 2019(ES2019) に準拠している JavaScript 、などのように区別されます。

ECMAScript のどのバージョンに対応しているのかはブラウザ毎によって異なります。また対応しているバージョンの中でも一部の機能は利用できないといったこともあります。 JavaScript で記述したコードを利用するブラウザが、コードで使用している機能を利用可能かどうかは注意する必要があります。

ECMAScriptのバージョン

ECMAScript のこれまでのバージョンは次の通りです。

Edition略称公開日
ECMAScript 1ES11997年6月
ECMAScript 2ES21998年6月
ECMAScript 3ES31999年12月
ECMAScript 4ES4破棄
ECMAScript 5ES52009年12月
ECMAScript 5.1ES5.12011年6月
ECMAScript 2015ES2015 / ES62015年6月
ECMAScript 2016ES2016 / ES72016年6月
ECMAScript 2017ES2017 / ES82017年6月
ECMAScript 2018ES2018 / ES92018年6月
ECMAScript 2019ES2019 / ES102019年6月
ECMAScript 2020ES2020 / ES112020年6月

ECMAScript 2015 以降に公開された仕様については下記リンクを参照されてください。

ECMAScriptのバージョン(1)

なお JavaScript は当初はブラウザ上で動作する簡易なスクリプトを実行するために主に使われていましたが、現在ではサーバー上でも利用されるようになり、より広範囲な分野で利用される言語となっています。

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JavaScript と ECMAScript の違いについて簡単に解説を行い、 ECMAScript として公開されている仕様へのリンクをご紹介しました。

( Written by Tatsuo Ikura )

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著者 / TATSUO IKURA

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