埋め込みグラフの作成

Excel VBA を使って埋め込みグラフを作成する方法について解説します。

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埋め込みグラフを作成する

埋め込みグラフのコンテナであるChartObjectオブジェクトはワークシートに含まれるChartObjectsコレクションに含まれて居ます。よって、新しく埋め込みグラフを作成するにはChartObjectsコレクションに対して「Add」メソッドを使って追加します。

Dim chartObj As ChartObject

Set chartObj = ActiveSheet.ChartObjects.Add( _
    左位置, 上位置, 幅, 高さ)

「Add」メソッドには4つの引数を必ず指定する必要があり作成するグラフシートの左上の位置と幅と高さをポイント単位で指定します。

Dim chartObj As ChartObject

Set chartObj = ActiveSheet.ChartObjects.Add( _
    10, 20, 250, 200)

また、作成された埋め込みグラフのコンテナを表す「ChartObject」オブジェクトを返します。

サンプルプログラム

では簡単なサンプルで試してみましょう。

Sub テスト()

    Dim chartObj As ChartObject

    Set chartObj = ActiveSheet.ChartObjects.Add(10, 20, 250, 120)
    chartObj.Chart.SetSourceData Worksheets("Sheet1").Range("B2:E6")
    
End Sub

上記マクロを実行すると次のようになります。

埋め込みグラフの作成

今回埋め込みグラフを作成してからChartオブジェクトを取り出し、グラフの元データを設定しています。

※上記のサンプルではChartオブジェクトの「SetSourceData」メソッドを使ってグラフのデータ範囲を指定しています。詳しくは「グラフのデータ範囲の設定」を参照して下さい。

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Excel VBA を使って埋め込みグラフを作成する方法について解説しました。

( Written by Tatsuo Ikura )

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著者 / TATSUO IKURA

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