連続したセルの参照

Rangeオブジェクトを使用すると単一のセルだけではなく、連続した領域のセルをまとめて参照することができます。ここでは Excel VBA を使って取得した Range オブジェクトを使って連続したセルを参照する方法について解説します。

(Last modified: )

連続したセルを参照する

連続した領域のセルを現すRangeオブジェクトを取得するには、「Range」プロパティの引数を「"左上のセル:右下のセル"」の形式で指定します。

Dim range1 As Range

Set range1 = Range("A1:C3")
range1.Value = 10

上記の場合、左上がセルA1、右下がセルC3の長方形の領域を表すRangeオブジェクトを取得します。

まとめて次のように記述しても構いません。

Range("A1:C3").Value = 10

また別の記述の仕方として「"左上のセル", "右下のセル"」の形式でも指定できます。

Range("A1", "C3").Value = 10

この場合も左上がセルA1、右下がセルC3の長方形の領域を表すRangeオブジェクトを取得します。

サンプルプログラム

では簡単なサンプルで試してみましょう。

Sub テスト()

    Dim range1 As Range

    Set range1 = Range("A1:C3")
    range1.Value = 10

    Range("D5", "E6").Value = "日本語"

End Sub

上記のマクロを実行すると次のようになります。

Rangeオブジェクト

-- --

Excel VBA を使って取得した Range オブジェクトを使って連続したセルを参照する方法について解説しました。

( Written by Tatsuo Ikura )

プロフィール画像

著者 / TATSUO IKURA

これから IT 関連の知識を学ばれる方を対象に、色々な言語でのプログラミング方法や関連する技術、開発環境構築などに関する解説サイトを運営しています。