ISLOGICAL関数:論理値かどうかを確認する

ISLOGICAL 関数は Excel で用意されている関数の一つで、引数に指定した値が論理値かどうかを確認します。論理値だった場合は TRUE 、論理値ではなかった場合は FALSE が返されます。ここでは Excel における ISLOGICAL 関数の使い方について解説します。

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ISLOGICAL関数の使い方

ISLOGICAL 関数は引数に指定した値が論理値かどうかを確認します。

ISLOGICAL(テストの対象)

引数に指定した値が論理値だった場合 TRUE を返し、論理値ではなかった場合は FALSE を返します。

例えば引数に TRUE または FALSE を指定した場合、 TRUE が返されます。この 2 つ以外の値はすべて FALSE が返されます。

=ISLOGICAL(FALSE)
--> TRUE

引数に数値や文字列を指定した場合、 FALSE が返されます。例えば 10 を指定した場合は FALSE が返されます。

=ISLOGICAL(10)
--> FALSE

文字列の "TRUE" や "FALSE" も FALSE が返されます。

=ISLOGICAL("TRUE")
--> FALSE

ISLOGICAL関数のサンプル

それでは実際に ISLOGICAL 関数を使ってみます。 Excel のシートに対象の数値を次のように入力しました。

ISLOGICAL関数のサンプル(1)

取得した結果を表示する C3 セルを選択し、次のように入力しました。引数に対象となる B3 セルを指定しています。

=ISLOGICAL(B3)

ISLOGICAL関数のサンプル(2)

Enter キーを押すと、 C3 セルには次のように表示されます。

ISLOGICAL関数のサンプル(3)

対象の C3 セルに入力されている値が論理値だったので TRUE を取得し表示しました。

C4 セルから C7 セルに対しても同じように ISLOGICAL 関数を入力すると、次のように表示されました。

ISLOGICAL関数のサンプル(4)

B7 セルには何も入力されていません。この場合も FALSE が返されます。

IF関数と組み合わせて使用する

ISLOGICAL 関数は TRUE または FALSE の論理値を返す関数のため、 IF 関数と組み合わせて使用されることが多いです。その場合、 IF 関数の 1 番目の引数に ISLOGICAL 関数を指定します。例えば C3 セルに次のように入力します。

=IF(ISLOGICAL(B3),"論理値","論理値以外")

ISLOGICAL関数のサンプル(5)

今回は簡単に、対象の値が論理値だった場合は "論理値" 、論理値ではなかった場合は "論理値以外" と表示するようにしました。 Enter キーを押すと、 C3 セルには次のように表示されます。

ISLOGICAL関数のサンプル(6)

C4 セルから C7 セルに対しても同じように IF 関数と ISLOGICAL 関数を組み合わせた式を入力すると、次のように表示されました。

ISLOGICAL関数のサンプル(7)

IF 関数の詳しい使い方については「IF関数:条件が真の場合と偽の場合で異なる値を返す」を参照されてください。

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Excel における ISLOGICAL 関数の使い方について解説しました。

( Written by Tatsuo Ikura )

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著者 / TATSUO IKURA

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