IMCOS関数:複素数のコサイン(余弦)を取得する

IMCOS 関数は Excel で用意されている関数の一つで、引数に指定した複素数のコサイン(余弦)を取得します。ここでは Excel における IMCOS 関数の使い方について解説します。

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※ 公式サイトでの解説 : IMCOS 関数

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IMCOS関数の使い方

IMCOS 関数は引数で指定した複素数のコサイン(余弦)を取得します。

IMCOS(複素数)

引数に対象となる複素数を a + bi または a + bj の形式で指定します。戻り値として引数で指定した複素数のコサイン(余弦)を文字列として取得します。

複素数 a + bi のコサインは次のように計算されます。

IMCOS関数の使い方(1)

例えば引数に "4+2i" を指定すると、戻り値は "-2.45913521391738+2.74481700679215i" になります。

=IMCOS("4+2i")
--> -2.45913521391738+2.74481700679215i

引数に "8+3i" を指定すると、戻り値は "-1.46484516075936-9.9112671730746i" になります。

=IMCOS("8+3i")
--> -1.46484516075936-9.9112671730746i

IMCOS関数のサンプル

それでは実際に IMCOS 関数を使ってみます。 Excel のシートに対象の数値を次のように入力しました。

IMCOS関数のサンプル(1)

取得したコサインを表示する C3 セルを選択し、次のように入力しました。引数に対象の複素数が入力されている B3 セルを指定しています。

=IMCOS(B3)

IMCOS関数のサンプル(2)

Enter キーを押すと、 C3 セルには次のように表示されます。

IMCOS関数のサンプル(3)

C4 セルから C6 セルに対しても同じように IMCOS 関数を入力すると、次のように表示されました。

IMCOS関数のサンプル(4)

関数の挿入を使ってIMCOS関数を入力する

IMCOS 関数を入力する場合に関数の挿入を使って行う方法を試してみます。関数を挿入するセルをクリックして選択したあとで、関数の挿入をクリックします。

関数の挿入を使ってIMCOS関数を入力する(1)

「関数の挿入」ダイアログが表示されたら関数名のところで「IMCOS」をクリックしてください。そのあとで「OK」をクリックしてください。

関数の挿入を使ってIMCOS関数を入力する(2)

「関数の引数」ダイアログが表示されたら、引数にコサインを取得する対象の複素数が入力されたセルを指定します。引数に入力するセルを Excel 上でクリックして下さい。

関数の挿入を使ってIMCOS関数を入力する(3)

関数の挿入を使ってIMCOS関数を入力する(4)

ダイアログの引数のところに先ほど選択したセルが表示されます。

関数の挿入を使ってIMCOS関数を入力する(5)

引数の指定が終わると結果としてセルに表示される値も表示されます。最後に「OK」をクリックしてください。

関数の挿入を使ってIMCOS関数を入力する(6)

最初に選択したセルに IMCOS 関数が入力され、引数に指定した複素数のコサインを取得した結果がセルに表示されます。

関数の挿入を使ってIMCOS関数を入力する(7)

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Excel における IMCOS 関数の使い方について解説しました。

( Written by Tatsuo Ikura )

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著者 / TATSUO IKURA

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