COUNTA関数:空白セル以外のセルの個数を取得する
COUNTA 関数は Excel で用意されている関数の一つで、数値や文字列、論理値、エラー値など空白セル以外の何か値が入力されたセルの個数を取得します。ここでは Excel における COUNTA 関数の使い方について解説します。
なお、 COUNTA 関数とは逆に空白セルの個数を取得するための関数として COUNTBLANK 関数が用意されています。詳しくは「COUNTBLANK関数:空白セルの個数を取得する」を参照されてください。
※ Excel の対応バージョン : 365 web 2021 2019 2016 2013 2010 2007
(Last modified: )
COUNTA関数の定義
COUNTA
関数は引数に指定したセルの中から数値や、文字列、論理値、エラー値など空白セル以外の何らかの値が入力されているセルの個数を取得します。
引数に値または値が入力されているセルを指定します。セル範囲を指定することもできます。
例えば下記の C3:C8 のセル範囲の中で空白セルは 1 つ、空白セル以外のセルは 5 つとなります。
そのため COUNTA
関数の引数に C3:C8 のセル範囲を指定した場合は戻り値として 5 を返します。
COUNTA関数の使い方
それでは実際に COUNTA
関数を使ってみます。 Excel のシートに対象の数値を次のように入力しました。
空白以外のセルの個数を表示する C10 セルを選択し、次のように入力しました。 COUNT
関数の 1 番目の引数に個数を調べる範囲として C3 から C8 までのセル範囲を指定します。
=COUNTA(C3:C8)
Enter
キーを押すと、 C10 セルには次のように表示されます。
引数に指定したセル範囲の中で空白セル以外の数値や文字列、論理値、エラー値などが入力されたセルは全部で 5 つあるため、 COUNTA
関数の戻り値として 5 を取得しました。
複数範囲をCOUNTA関数で調べる
COUNTA
関数では引数を一つしか指定できないので離れた場所にある範囲を一度に調べることはできませんが、 COUNTA
関数が返す値は空白以外のセルの個数なので複数の COUNTA
を +
演算子で加算することで複数範囲を一度の計算式で調べることができます。次のシートを見てください。
C3:C8 の範囲と F3:F8 の範囲を一度の計算式で空白以外のセルの個数をカウントするため C10 セルに次のように入力しました。
=COUNTA(C3:C8)+COUNTA(F3:F8)
Enter
キーを押すと C10 セルには次のように表示されます。
最初の範囲に空白以外のセルが 5 つあり、次の範囲に空白以外のセルが 4 つあるため、それぞれを加算した結果として 9 を取得することができました。このように +
演算子を使用することで複数範囲を COUNTA
関数で調べることができます。
-- --
Excel における COUNTA 関数の使い方について解説しました。
( Written by Tatsuo Ikura )
著者 / TATSUO IKURA
プログラミングや開発環境構築の解説サイトを運営しています。