直前の文字を指定回数繰り返し

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直前の文字を指定した回数だけ繰り返された場合にマッチするパターンを定義する方法を確認します。

回数を指定

まず回数を指定する場合です。書式は次の通りです。

"X{n}"     最長一致数量子
"X{n}?"    最短一致数量子
"X{n}+"    強欲な数量子

※ 3つの種類の違いについては「最長一致数量子/最短一致数量子/強欲な数量子」を参照して下さい。以降は最長一致数量子について解説します。

"X{n}"は直前の文字である"X"がn回現れるものにマッチします。

例としてパターン"aX{3}b"がどのようなターゲット文字列の場合にマッチするかしないかは次のようになります。

パターン "aX{3}b"

× ab
× aXb
○ aXXXb
× aXXXXXXb
× aYb

マッチするのは"aXXXb"が含まれる文字列だけです。

指定した回数以上

次に指定した回数以上繰り返し現れる場合です。書式は次の通りです。

"X{n,}"     最長一致数量子
"X{n,}?"    最短一致数量子
"X{n,}+"    強欲な数量子

"X{n,}"は直前の文字である"X"がn回以上現れるものにマッチします。

例としてパターン"aX{3,}b"がどのようなターゲット文字列の場合にマッチするかしないかは次のようになります。

パターン "aX{3,}b"

× ab
× aXb
○ aXXXb
○ aXXXXXXb
× aYb

マッチするのは"aXXXb"や"aXXXXXb"などのように"a"と"b"の間に"X"が3回以上繰り返される文字列だけです。

範囲を指定

次に繰り返される範囲を指定する場合です。書式は次の通りです。

"X{n,m}"     最長一致数量子
"X{n,m}?"    最短一致数量子
"X{n,m}+"    強欲な数量子

"X{n,m}"は直前の文字である"X"がn回以上m回以下の回数現れるものにマッチします。

例としてパターン"aX{3,5}b"がどのようなターゲット文字列の場合にマッチするかしないかは次のようになります。

パターン "aX{3,5}b"

× ab
× aXb
○ aXXXb
○ aXXXXb
○ aXXXXXb
× aXXXXXXb
× aYb

マッチするのは"aXXXb"、"aXXXXb"、"aXXXXXb"だけです。

具体的には次のように記述します。

String str = "boolean";
String regex = "bo{2,4}l";
Pattern p = Pattern.compile(regex);
Matcher m = p.matcher(str);

if (m.find()){
  System.out.println("マッチしました");
}else{
  System.out.println("マッチしません");
}

上記の場合、"b"+"o"が2回以上4回以下+"l"となりますのでマッチします。

サンプルプログラム

では実際に試してみます。

JSample6_1.java

import java.util.regex.Pattern;
import java.util.regex.Matcher;

class JSample6_1{
  public static void main(String args[]){
    String str1 = "bl";
    String str2 = "bol";
    String str3 = "bool";
    String str4 = "boool";
    String str5 = "booool";

    String regex1 = "bo{2}l";
    Pattern p1 = Pattern.compile(regex1);

    String regex2 = "bo{2,}l";
    Pattern p2 = Pattern.compile(regex2);

    String regex3 = "bo{2,3}l";
    Pattern p3 = Pattern.compile(regex3);

    System.out.println("パターン : " + regex1);

    check(p1, str1);
    check(p1, str2);
    check(p1, str3);
    check(p1, str4);
    check(p1, str5);

    System.out.println("パターン : " + regex2);

    check(p2, str1);
    check(p2, str2);
    check(p2, str3);
    check(p2, str4);
    check(p2, str5);

    System.out.println("パターン : " + regex3);

    check(p3, str1);
    check(p3, str2);
    check(p3, str3);
    check(p3, str4);
    check(p3, str5);
  }

  private static void check(Pattern p, String target){
    Matcher m = p.matcher(target);

    if (m.find()){
      System.out.println("○ " + target);
    }else{
      System.out.println("× " + target);
    }
  }
}

ではコンパイルを行った上で実行してみます。

p6-1

( Written by Tatsuo Ikura )

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